夜間呼吸困難 救急搬送 人工呼吸器装着 医療費50万円/月?

みなさまあってのさかなくんですのブログへようこそ。

<夜間の急変>

夜間帯、呼吸困難になってしまった入居者様の救急搬送に付き添いました。

いつもより大きないびきが聞こえていて、様子を見に行くと苦しそうな呼吸。

まっ先に疑ったのは、脳卒中からの身体の運動機能の麻痺、筋弛緩に伴う舌根沈下による呼吸困難。(大きないびきと言えば、介護職はだいたいこれを疑うと思います)

血圧はかなり低くsatは60%〜70%後半で安定せず。かなりヤバそう・・・。

舌根沈下の対処法は気道確保で、基本、仰向けでの肩枕や頭部後屈顎先挙上法が多く行われますが、状態によってはそれでは気道確保が難しかったり、嘔吐が起こる可能性もあり、横向きが選択されることとかもあって、実は素人には選択が難しい・・・。緊急性がない時は横向きの方がいいと思います。唾液とかの誤嚥による肺炎を誘発したりもしますし、やっぱり嘔吐が怖いかな。ただ、今回は、緊急性が高いと思われましたし、万が一嘔吐があっても、すぐに対応できるよう付き添っておりましたので、仰向けで対応させて頂きました。

<介護が酸素を使う事>

特養は夜間の看護師配置義務はありませんからね。看護師がいる所もあるみたいですが、うちの特養は夜間は看護師はいません。酸素はあるけど、それの使用は医療行為と言われておりますので「さかなくん」には使えません。酸素が使えればまなぁ、なんて安易に考えがちですが、酸素を使う事が命を縮めてしまう事に繋がるケースもまれにあります。酸素の介護レベルでの使用はグレーだなんて言われてたりもしますが、そういう危険性を理解した上で「さかなくん」には酸素を使う勇気はありません。

まぁ、そんなこんなで心肺停止に備えて、心臓マッサージの準備もしながら、なんとか生命維持しながら救急隊到着まで繋ぎました。

必要な情報を提供しながら救急搬送。そして病院に到着。

<人工呼吸器装着>

すぐに応急処置と検査が行われたんですが、小さな脳梗塞の跡があるけど、おそらくこれは昔のもので、呼吸困難を起こす様な脳の異常は見られない、との事。

そうなんだ・・・、じゃあ誤嚥性肺炎の急性増悪?先生に聞いてみたました。

その入居者様、は自力で食事を召し上がる事ができる方なんですが、最近は嚥下状態が良くないのか、ムセながら召し上がっている事もしばしばみられていたんですよね。

先生によると、その線も疑ってみたんだけど、肺はきれいでだったんだって。結局原因は分からないままです。ただ呼吸状態が悪かったため、人工呼吸機の装着が必要である事がご家族様に説明されました。

ご家族様は元々、急変時の積極的延命治療には積極的だったので、あっさり人工呼吸機が装着され、状態は悪いながらも安定して推移しました。

<積極的延命治療をしない理由>

そして数日後、ご家族様から特養に連絡があり、呼吸状態が良くなったので人工呼吸機が外れた、との事。ただ、次に同じ様な状態になったら、人工呼吸機は装着せず、自然にまかせます、との事でした。積極的延命治療はしないことにした、って事ですね。

 

さて、ここで問題です音譜

 

あんなに延命治療に積極的だったご家族様ですが、なぜ延命治療に消極的になってしまったのでしょうか?(これはご家族様に聞くわけにはいきませんので「さかなくん」の勝手な予測ですが)

 

1.本人の希望

2.お金が無いから

3.担当医の勧め

4.自分だったら延命して欲しくないから

5.延命治療に否定的なドラマに影響された

 

正解と思われるものをクリックしてみてね音符

 

いかがでしたか?

 

まぁ、現実的にはこれだったんじゃないかなぁ~。

<お金が無ければ命は救えないのか>

再び、ここで問題です音譜

 

人工呼吸呼吸機による生命維持に、一月にどれくらいの医療費がかかると思います?(ケースバイケースですが、別件で人工呼吸機で生命維持されてる方のご家族様に実際に伺ったお話を参考にしてます)

 

1.5万円

2.10万円

3.50万円

4.100万円

5.35億(๑•̀ㅂ•́)و✧ with B

 

正解と思われるものをクリックしてみてね音符

 

いかがでしたか?

 

実際にいくらかかるかはピンキリです。医療保険が使えるケースなら10万円くらい、とか言われてたりする文献も目にしたことがあります。保険が効かない部分なんかは病院によっても変わってきますので、病院の医療事務さんなんかに聞いて頂ければと思います。(「さかなくん」は実は、医療事務も持ってますが、よく分かってません・・・)

まぁ、その方は、医療保険が使えない部分も含めて、これだけかかるとおっしゃってました。

たとえば、自分の親だったら、もう歳だし大往生でしょ、とか言って延命治療はしない、ってのもありかもしれません。でも、自分のパートナーだったら、どんなにお金がかかっても延命治療したいって思いません?「さかなくん」は思いますよ。

人工呼吸機って、装着したら自発呼吸が可能になるまで外すことは出来ません。ヘタすれば亡くなるまでこの医療費がかかり続けるんです。これが現実。

お金がなければ諦めざるを得ない状況もあると思いますよ。払いたくたって払えないんですから・・・。

そして、この入居者様、数日後にまた同じ状態になってしまい退院される事なく亡くなられてしまいました。

ホントは、ご家族様は、少しでも長生きしてもらえる事を望んでいたんじゃないかと思うと、ちょっと切ない・・・。

<積極的延命治療を行う為の知恵>

そうそう、「さかなくん」が人工呼吸機による生命維持にかかる医療費について伺ったその方は、延命治療を諦めませんでした。

苦渋の決断だった様ですが、離婚して家計を切り離して生活保護を適用したそうです。身体障害者認定も・・・。

色々、方法はあるもんですね。病院のソーシャルワーカーさんからのアドバイスだったそうです。(メディカルソーシャルワーカーかっこいい)

「さかなくん」も一応、ケアマネージャーです(持ってるだけだけどね)、それくらいのアドバイスがちょちょっと出来るくらいの、そして本人と家族が納得できる最期を迎えられるような知恵を提供できる、頼られるワーカーになれたら、かっこいいなぁ~。

 

「さかなくん」のブログ読んでくれて、いつもありがとう感 感謝

 

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